でも外でご近所の人に会うと
「ごきげんよう～」
って豹変してそれがまた怖い。
あんな人だったのか…と町内中ビックリで、
書道塾に通わせてた家もだいぶ退塾してしまったみたい。
（関係ないが私も昔は通ってた。
　厳しいけど上品な先生だと思ってた）

お嫁さんは普通の人で、嫁いびりの理由は、
聞こえる限りではいいがかりばかりだったと思う。
他県の出身だから作法を知らないとか
家紋が気に入らない？とか、左利きは生まれがどうとか。

で「離婚しろ、家にふさわしくない！」と怒鳴る。
お嫁さんは二年くらいいたけどガリガリに痩せて
出て行ってしまった。最後のあたりは毎日
「離婚しろ離婚しろ！」
ってエンドレスで言われてた。

それで結局お嫁さんは戻ってこなくて離婚しちゃったんだけど
書道の先生夫婦、また豹変して

「まさか本当に離婚すると思わなかった」
「戻ってくれと御百度踏んでるのに冷たい仕打ち」
「息子を離婚させてしまった。親として私たちはなんてことを～」

と近所に言いまわってる。
てのひらがえしが不気味すぎて
「何がしたかったんだろう？」
と母に言ったら
「家にいようがいまいが、とにかく「嫁」が気に入らないのよ」
「おまえもそろそろ結婚できる歳だからあの家に近寄るんじゃない」

と厳命された。
娘がいる家はどこもそう言い聞かすようになったらしく
書道塾はさらに塾生が減る一方だとか。
最近家の外観も荒れてきてて怖い。