【王様の耳は】奥様が語る黒い今【ロバの耳】
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386: 名無しさん@おーぷん 2017/03/18(土)03:53:50 ID:9ff
婆ね、もうすぐ60歳になるの。
これから先、健康とか介護とか認知症になったらとか
不安が多くて、年を取る事は嫌な事が多いのだけど、
一つだけ嬉しい事があるの。

それはね、いろんな人が死んだのを知ることなの。
愛人をとっかえひっかえ作って家庭を物心両面で滅茶苦茶にした父も、
父のせいもあるけれど、いつもイライラして私や兄を怒鳴り殴りまくった母も、
つまらない事でネチネチ言って、干渉し、嫌がらせをした姑も
くだらない事で虚勢を張って、恫喝し、絶対服従を強いた舅も
みんなみんな死んだの。

セクハラして女子生徒に嫌われまくった国語の先生も
電車の中で死んだけれど、眠っていると思われて、
路線をあっちこっちと何回か往復してから見つかったの。
部下の手柄をかすめ取って部下を泣かせてた卑怯な上司も
死後かなり経ってから見つかったの。

昔の事を思い出すと、腹が立ったり、悔しかったりするけれど、
みんなみんな死んだの。
婆が「あんな奴、死んでしまえ」と思った人たちは
みんなみんな死んだの。
婆のこの気持ち、誰に言えないけれど、せいせいしている。

婆の心の中は、原油流失事故なんかより遥かに、ドロドロで真っ黒で臭くて汚いの。
夫はまだ生きて居るわ。でも、このドス黒い婆のことだから、元気なうちに夫が死んだら
「介護だの病気だの面倒な事になる前に死んでくれて良かった」と考えると思うの。
もし、要介護や闘病中なら「ああ楽になった」と考えると思うの。
そして、婆が死んだら夫や子供達が同じように感じるだろうなと思う。
そんな風な自分自身をドス黒いと思いながら、「もう今さらどうもこうもないわさ」と
開き直って婆は生きて居るの。