「今時４人も産んでる家庭は考えが足りなすぎる。
他に楽しむ術がないからお盛んな結果の子沢山。
親は楽しんだ結果だし、家事を手伝わせる人手も得られて一石二鳥だけど
子供にとってはたまったもんじゃない。
貧乏な家で教育を受けたくても受けられないことが後の人生に大きく響く。
ちゃんと考える家は計算が出来る。できない人が何人も子供を作る。
子供の将来を本気でちゃんと考えてるなら、習い事するよりせめてパートにでも出るべき。
貧乏子沢山家庭の番組とかテレビでよくやってるけど、あれを微笑ましく見てる人なんかいない」
･･･と言うような事を真面目に言ってきた。
立て板に水のごとくスラスラしゃべるので、みんな呆気に取られて何も言えなかったぐらい。
私自身もポカーンとしてしまった。
「反論があるなら聞くよ」とか言われたけど、話を終わらせることを第一としたかったから
「まぁ色んな考え方があるよね。私は私なりに考えてるよ」とだけ言ったら
「それが考えが足りないってことよ」って追撃されたｗ
そしたらＡが「もういい加減にして下さい！」ってＢを怒鳴った。
「あなたが住んでるマンションのオーナー、私さんだよ！」って。
Ｂより私の方がビックリしたｗ
〇〇町に住んでるぐらいの情報は本人から聞いてたけど、
管理会社に任せているマンションの住人が誰かなんて
余程の問題でも無い限り気に留めてないし。
祖父から相続した20世帯程度の小さなマンションだけど、
おかげで４人子供を産んでも特に困っていない。
もちろんＢも相当驚いていた。
「そそそれが今、かかか関係あるの！？」って感じで、さっきと違ってどもりまくってたけど
今度はＡが「余計なこと言わなかったら私だって余計なこと言わないわよ！」と追撃。
で、変な空気になってその日はお開きになった。

その日の夜Ａから電話があって、
勝手にマンションの件を話して申し訳なかったと謝罪されたけど
自分からマンション所有してて生活余裕ですなんて言えないし、Ａから言ってもらって
あれで溜飲が下がったのは本音。
なのでＡが謝ることじゃないし、
寧ろ嫌なことを言わせてしまって申し訳ないってこっちからも謝った。
Ａの方は入会申込書のＢの住所を見て気付いてたそうで、
今回のことで教室の和を乱すと言う理由で
退会してもらおうと思ったけど、向こうからやめるって言ってきたそうだ。
Ｂは元々転勤族だったから、そのあと一年ぐらいでマンションを出て行ったんだけど
あんなふうに言わなくていいこと言って回ってたら、
そのうち蜂の巣にされるんじゃないかと心配にならない。

“転勤族”と一括りにはしたくないけど、こういう人いるんだよね。
私も転勤族で、転勤の先々での出会いを大切にしたいと思ってるけど
同じ転勤族の知人の中には、旅先の恥はかき捨てみたいな意識で
どうせ一時の知り合いなんだからって、失礼なこと平気で言う人もいる。
過去に何度かそう言う人に出会った。
その度思ったけど、この人の人生の最後にはどんな人が回りに残るんだろうって。
その人自身が今現在幸せを感じてないんだろうね。